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薬科系大学や企業で医薬品について学ぶ

薬科系大学や企業で医薬品について学ぶ

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薬科系大学や企業で医薬品を学ぶ人々
薬を学ぶ2つの道
医薬品では、専門的知識や病態・疾患などを知らなければ何も始まりません。学生としては、薬科系大学で専攻することで医薬品について学べます。社会人になってから学ぶことができるのは、製薬企業や医薬品卸、ドラッグストアなど医薬品を取り扱う企業に入社してからです。

薬科系大学
薬科系大学は、2005年入学時までは4年制でしたが、2006年以降の入学では6年制となり、卒業までに6年間必要です。1年次から4年次までは基礎的なことを学び、5、6年次までは人を対象とした臨床的なことを学ぶことになります。

薬剤師国家試験の受験資格は、薬科系大学の卒業(見込みを含む)が条件ですが、合格して薬剤師となると、医薬品専門家として調剤や服薬指導だけではなく、地域の健康増進のために貢献することが求められます。
薬科系大学は、1983年以降は46大学でしたが、2003年から28校増えて74大学となりました。入学者数も約9千人から約1万4千人となり、薬剤師への門戸が広がりました。


医薬品関係企業
薬科系大学を卒業していなくても、医薬品関係企業に入社してから、研修などで医薬品について学びます。とくに、MR (医薬情報担当者)は理系よりも文系が多く、4月に入社してから10月に配属になるまで、1~6か月間の期間で、自社製品から医薬品業界の基礎知識までの多くを学びます。

製薬企業だけでなく、医薬品卸でも、研修期間は製薬企業に比べ短いものの、基礎的なことを学びます。一般的には、製薬企業よりも医薬品に対して広く浅い知識を身につけるのです。また、ドラッグストアでは、2009年4月から導入された新資格である「登録販売者」が中心となり、実務経験を積みながら学びます。

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