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食べ物によってからだに与える影響が違うので効果的に食べる方法

食べ物によってからだに与える影響が違うので効果的に食べる方法

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病気の症状の改善や緩和には、薬以外にも効果があると言われている食品を、食事に取り入れると言う方法も効果があると言われています。

中でも昆布などの海藻に含まれている成分であるフコイダンには、成人病予防やガンの予防などに効果があり、学術的にもその効果が認められていると言います。

その他にもトマトに含まれるリコピンの抗酸化作用は、ガンの抑制や予防、またアンチエイジングにも効果があると言われています。

また一緒に含まれる多くのビタミンやクエン酸などから、健康効果や美肌効果が高い食品として人気の食材です。主菜として食べられる肉や魚にも、タンパク質は勿論ビタミンや良質な脂質を含み、免疫力のアップなどに効果があります。

こうして見ると普段の何気ない食事の中で使われている、1つ1つの食品の多くには、薬にも負けない優秀な健康効果が含まれている事が分かります。

そこから見えて来るのは、病気治療や予防と言う事を考えた場合、食事の内容にも気を配るべきではないかと言う事です。

直したい症状や予防したい病気に合わせて、それに効果のある食品を組み合わせた食事をする事は、薬の力を助ける効果を発揮するのではないでしょうか。そう言った観点からの献立作り、と言うのも体の為に大切だと思います。


免疫力を強くする食材

食材があたえる影響イチゴ、カキ、レンコン、シイタケ、エノキタケ、エリンギ、大豆、春菊、ブドウ、ブロッコリー、キャベツ、カブ、ニンニク、長ネギ、牡蠣、ヨーグルト、緑茶、オレンジ、蟹、にんじん、ほうれん草、サツマイモ、マッシュルーム、鮭、キウイ、パプリカ、大麦

免疫機能をより高める食べ物 以下の食べ物は、免疫機能をより高めることができる、と報告されています。

大根、ほうれん草、ピーマン、トマト、じゃがいも、さつまいも、大豆、みかん、昆布、わかめ、もずく、まいたけ、ぶなしめじ、しいたけ、しょうが、わさび


ウィルスから体を守る粘膜を鍛える守りの食材

風邪をひきやすい人、ひきにくい人、
その分かれ目は、体の抵抗力=免疫力の強さにあるのです。
玄米
そば
サヤインゲン
ニンジン
ホウレンソウ
モロヘイヤ
アボガド
アーモンド
ナメコ
生ヒジキ
ヤマイモ
緑茶…カテキンがガン予防に効果
唐辛子…抵抗力アップや老化防止の効果
ショウガ…消化器系の機能促進・血行促進などの効果があり、体内抵抗力がアップ
ブルーベリー…ガンや心臓病予防に効果
シナモン…血液凝固・細菌の増殖・口臭を防ぐ効果
サツマイモ…新陳代謝増強・抵抗力増強の効果
トマト…抗酸化能力
イチジク…外部から病原体が侵入するのを防ぐ効果
キノコ類…抵抗力アップ効果
ザクロ…抗酸化能力が非常に高く、ガン予防にも効果


腸内環境を整える食べ物

腸内環境を整えることは、代謝や免疫機能を高めることになります。
腸は、栄養を消化吸収したり、有害物質や老廃物を体外に排出したり、免疫細胞の中枢であったりと非常に重要な臓器です。

この腸の働きを活発にする食べ物は、
キャベツ
ブロッコリー
かぶ
菜の花
かぼちゃ
さつまいも
りんご
バナナ
イチゴ
ブルーベリーのベリー類
プルーン
わかめ
昆布
もずく



活性酸素を無害化する(抗酸化物質)食べ物

農薬や、化学物質などによって体には活性酸素が発生します。
活性酸素は、体でエネルギーが作られるときにも発生しているので、体には活性酸素を抑える機能が備わっています。

しかし、活性酸素の量が多かったり、加齢などでこのシステムが衰えていたりすると、免疫機能による処理が間に合わず、発ガンにつながることになります。

活性酸素に対抗するために、体内の免疫機能だけではなく、食べ物からも活性酸素を無害化する「抗酸化物質」を摂ることで、免疫機能を高めることができます。

代表的な抗酸化物質は、ビタミンA・C・E、αカロテン、βカロテン、カロテノイドで、これが多く含まれる主な食べ物は、

ブロッコリー
かぶ
春菊
ほうれん草
あしたば
菜の花
モロヘイヤ
きゅうり
なす
かぼちゃ
玉ねぎ
にら
にんにく
じゃがいも
さつまいも
りんご
レモン
イチゴ
ブルーベリーのベリー類
プルーン
パパイヤ
昆布
わかめ
もずく
まいたけ
ぶなしめじ
しいたけ
ごま
わさび



だから、免疫力を高めるには、白血球などの細胞がいつも元気に働けるよう、細胞の酸化(老化)を防ぐことが大事。
抗酸化食品はいろいろありますが、これからの季節なら大根がイチ押しです。

また、大根はジアスターゼなどの消化酵素も豊富。食べたものを速やかに消化し効率よく吸収する助けをし、代謝のアップにも役立ちます。

長いものヌメリに含まれるムチンは、たんぱく質の分解を助ける成分。たんぱく質は細胞の材料となる栄養素なので、免疫力を高めるためには、毎日きちんと補給する必要があります。

長いもは、そのほかにも多くの消化酵素を含み、食べ物の消化吸収をよくし、新陳代謝を上げるので、昔から“精がつく食べ物”といわれてきました。


鶏肉はもとよりたんぱく質が豊富で、しかも低脂肪という優れた食品なのです。
さらに最近、アミノ酸の一種であるカルノシンやアンセリンに抗酸化抗力があることがわかり、これらを含む鶏肉はますます注目株。


免疫力を高めるためにも、善玉菌であるビフィズス菌を増やし、腸内環境を整えることが必要です。それによって、消化吸収をよくし、基礎体力をアップさせることができます。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内でビフィズス菌を増やす働きをし、便秘の解消にも役立ちます。ヨーグルトにはカルシウムやたんぱく質なども豊富なので、毎日積極的にとりたいもの。

バナナを加えると食物繊維がプラスされて整腸作用が強まり、りんごを加えると抗酸化作用が加わって、よりヘルシーに!

そばでも抹茶を加えた茶そばは、抗酸化ビタミンのA・C・Eも含むため、抗酸化力がさらに強力に。

冬になると青々としてくる小松菜は、緑色の成分であるクロロフィルとビタミンA・C・Eを含む、強力な抗酸化食品です。

そのうえカルシウムや鉄分などのミネラルも豊富なので、免疫力アップのためだけでなく、骨粗鬆症や貧血が気になる女性には、とくに積極的にとることをおすすめします。

納豆などの大豆製品には、イソフラボンという、胃がんを予防する成分が含まれており、これが強い抗酸化力をもっています。

また、納豆にはビタミンK2も含まれており、カルシウムが骨に沈着するのを助け、骨を丈夫にします。骨を健康的に維持することで、基礎体力がアップします。


梅干しは昔から薬効の多い食品として知られていますが、有効成分の1つがクエン酸。代謝をよくすることで疲労を予防・解消し、元気な体を維持します。

もう1つの有効成分は、梅干しを焼くことで生まれる特効成分。まだ詳しいことはわかっていませんが、これには強力な抗酸化作用があり、免疫力をアップすること間違いなし。


免疫力を高めるには、体内にはいった栄養素が、エネルギーとして効率よく燃える必要があります。

エネルギーの素である、糖質の代謝に不可欠な栄養素はビタミンB1。そのビタミン1の働きを助けるのが、ニラに含まれている、硫化アリルという成分。

だから、「硫化アリル+ビタミンB1+糖質」の組み合わせがベスト。ビタミンA・C・Eの抗酸化力も免疫力を高めます。


にんにく特有の匂いも、硫化アリルが含まれています。硫化アリルは加熱しないほうが、より強力に作用する。


陽性体質の人は、体温が高く血圧も高い傾向にあり、陰性体質の人は、体温が低く手足が冷たいという特徴があります。そして、食べ物もなるべくアルカリ性食品の陰性食品と陽性食品を摂るように心がけてもらいたいと思います。

たとえば陽性食品は大根・レンコン・ニンジン・ごぼう・かぼちゃ・自然薯・タンポポ・どじょう・なまこ・塩うに・味噌・醤油・自然塩等です。陰性食品は酢・ゆず・すだち・レモン・こしょう・茸類・生姜・緑茶・コーヒー・なす・ピーマン・豆腐・じゃがいも・トマト・サトイモ・サツマイモ・番茶・ウーロン茶・紅茶・ほうじ茶・大豆・納豆・こんにゃく等々です。


入ってきた有害物質を、自然の免疫、排機能を高めて排する。
⇒免疫機能を上げる食べ物


代謝を活発にする食べ物

人間が生きるために行っている代謝の過程では、必要なエネルギーだけではなく、有害なもの必要ないものも発生します。

それを便、尿、汗などで、体外に排出したり、免疫機能によって無害化しているのです。そのため、正常な代謝を保つことで、適正な排出や免疫機能を向上させることができます。

その代謝を助けるのが「ビタミンB群」です。
例えば、細胞が基本的にエネルギーとして利用する糖質(とうしつ)はグルコースです。

グルコースが酸化(燃焼)されてエネルギーを生み出すまでには、じつに多くの段階があり、それぞれに多くの酵素がはたらいて代謝を進めています。

ところが、この過程のなかで、ビタミンB群が不足すると、酵素のはたらきが悪くなり、どうしても反応の進まないところがあります。その部分で反応が進まないと、代謝機能や免疫機能が低下してしまうのです。

ビタミンB群が多く含まれているのは、
豚肉、動物のレバー、青魚、ナッツ類、野菜。
しかし、豚やレバーなど、たんぱく質や脂質が多く含まれているものばかり食べていても体に害です。

そこでお勧めが、『玄米、胚芽米、五穀米』
穀類のぬかや胚芽にはビタミンB群が含まれており、1日1食玄米などに変えるだけでガン予防になります。

穀類以外の食べ物では、『野菜・いも類』
かぶ
春菊
あしたば
モロヘイヤ
かぼちゃ
玉ねぎ
ねぎ
さつまいも
山芋
『果物』
イチゴ
ブルーベリーのベリー類
プルーン



体温の低下を抑制する食べ物

体温が低下すると免疫機能が低下します。
なぜ免疫機能が低下するかというと、体内酵素の働きが低下するからです。酵素は栄養素ではありませんが、体のありとあらゆる作用を支えています。

例えば食べたものを分解して消化するのも体内酵素の働きです。さらに、吸収した栄養を内臓や筋肉など体のあらゆる組織に届けるのも酵素の働きです。体にたまった素や老廃物を汗や尿の中に排出するのも、自然治癒力を高めるのも酵素の働きなのです。

しかし、体温が下がり、体が冷えると約3万種類といわれる体内酵素の働きが一斉に弱まってしまうのです。

<参照>
自然治癒力を全開にする体温の秘密。外界と繋がる器官は冷えやすい→病気になりやすい⇒体内酵素を増やす
体温低下が、免疫力低下を招いている
体温低下を防ぐ食べ物は、

『野菜』
玉ねぎ、かぶ、かぼちゃ、大根、高菜、しし唐辛子、チンゲンサイ、よもぎ、れんこん、ごぼう、にんじん

『香辛料』
しょうが、みょうが、にんにく、わさび、にら、ねぎ、しその葉、しその実

『飲料』
日本酒などのアルコール、紅茶、ココア、中国茶、ハーブ茶
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