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ニキビ専用洗顔料は値段に関係なくサリチル酸と肌の相性が大切

 

ニキビ専用洗顔料は値段に関係なくサリチル酸と肌の相性が大切

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ニキビ専用洗顔料は値段に関係なくサリチル酸と肌の相性が大切

ニキビ専用洗顔料は、ぼったくり?
本来ニキビというのは性ホルモンが活発な第2次性徴期、つまりは思春期にでき始め、遅くても25歳以降はあまりできなくなるものです。

25歳を過ぎてからできるニキビは、まったく別の理由によるものです。あまり知られていませんが、これを無視した結果が、市販の高いニキビ洗顔料を使って肌荒れを起こすというパターンです。

テレビや雑誌で、盛んにニキビ専用と大々的なコマーシャルをしている洗顔料も、特別な成分は何ひとつ入っていません。

要するに、どれだけ会社の力が強かろうが、宣伝していようが、洗顔料として化粧品や医薬部外品として販売する以上、入れることができる薬品は決められており、特別高価で、ニキビに効く成分などないからです。

ニキビ用として売られている洗顔料に配合されているものは、サリチル酸です。サリチル酸は強い殺菌作用と抗炎症作用を併せ持つ、古くても立派な成分で、ケミカルピーリングなどにも使われます。

何千円もするニキビ洗顔料と、500円くらいのニキビ用と書かれた洗顔料の配合物は大差ありません。

「そんなばかな」と言われても、現実にそうなんだから仕方ないのです。きっと特別な配合比でもあるのでしょう、ということにしておきます。

思春期のニキビは、成長に伴う体の変化に肌が耐えきれず、皮脂の過剰分泌になることが原因の大半です。そこにアクネ菌が増えるとさらにニキビができやすくなるという悪循環が続きます。

その場合に脱脂力の強い洗顔料と殺菌性と抗炎症作用のあるサリチル酸が見事にハマれば、ニキビを最小限に抑えることができます。

サリチル酸配合の洗顔料は高価なものである必要はなく、薬局・薬店などでもちゃんと売られており、わからない場合は薬剤師さんに「サリチル酸配合の洗顔料を探している」と言えば良いでしょう。

ただし、サリチル酸は刺激性も強く、中にはサリチル酸アレルギーを持つ人もいるので、アトピー気味の人や肌がデリケートな人は、使わないほうが得策です。

対して25歳以上のニキビは、生活習慣に原因があります。体が老化してきているため、生命維持に必要とする以上の油脂、特に飽和脂肪酸を多く摂取するとニキビはできやすくなります。

ストレスによって、ホルモンバランスが崩れて起きる場合もあります。また化粧品自体が肌に合っておらず、それが元でニキビの原因菌が元気になりやすい環境になっている場合などもあります。

特に女性は、乾燥気味の肌なのにニキビができている場合が多く、これは角質機能の低下です。保湿を丹念にすることと、紫外線の刺激をできるだけ避けることが、まずは良くなるための第一歩です。

ニキビ最新薬の効果は絶大
さて、デリケートな肌の持ち主や、生活習慣はなかなか変えられないという人も多いでしよう。

「それでもニキビや肌のトラブルは避けたい」ということであれば、医薬品に頼るしかありません。そもそも「化粧品」や「医薬部外品」というのは、薬効をうたってはいけないという法律があると共に、強すぎる薬効があってはいけないという決まりがあります。

つまりは、洗浄・保湿・対紫外線防御の3本柱以外の仕事は、本来してはいけないのです。それ以外の美白だの、シミ消しなどは医薬品の仕事で、コスメサロンの管轄ではなく皮膚科医の管轄です。

そう言われると当たり前なのですが、これをいかに履き違えさせるかがCM戦線でして、原点回帰してしまうと身もふたもないのですが続けます。

幸運なことに、ニキビに関しては相当優秀な薬が登場しています。ニキビは医学的には面飽や尋常性ざ瘡というのですが、似たような症状を示す他の病気もあり、その区別は皮膚科の専門医でも1回で当てることは難しかったりします。

当然、医師にも当たり外れがあるのですが、1回効かなかったからといって病院を変えてるより、何回か行ってダメなら他の病院を当たるというのが良いでしょう。

最近は、アクネ菌に強い殺菌作用のあるダラシンTゲル(クリンダマイシン)や、内服用の抗生剤を使用することで効果が出ることもあります。またニキビの発生するメカニズム自体を阻害し、ニキビを強く抑え込んできれいに治す(深いニキビにも使える)ディフェリンゲル(アダパレン)というものが使われています。

またサリチル酸も、サリチル酸軟膏として処方してもらうこともでき、サリチル酸入りの洗顔料を使用するのではなく、洗顔後にこの軟實をニキビにちょっと塗れば過敏症も起きにくいのです。

いずれも皮膚科で処方を受ければ、高額なニキビ洗顔料よりはるかに安く済むので、面倒でもひどくなる前に専門家に診てもらうというのが、美肌への近道です。

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