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薬や医者で病気が悪化することもあるので自己治癒力を高めて病気を治す

薬や医者で病気が悪化することもあるので自己治癒力を高めて病気を治す

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薬や医者に頼らない!自己治癒力を高めて病気を治す

自己治癒力が高まれば薬はいらなくなる
そもそも、病気は自分で治すものです。あるいは自分で治るものです。
これは、ずっと前からあちらこちらでいわれていたことなのです。

たとえば、ギリシャやトルコには、アスクレピオン(神殿)と呼ばれる医療施設(医療センター)の遺跡がたくさん残っています。紀元前5世紀末頃までには約300あまりあったといわれていますが、そのアスクレピオンに入るには、まずは患者の意思が問われます。

つまり自分で病気を治す意思があるのかないのか。なければ入所(院)は許されず、あるものだけが入所を許されるというものでした。

ちなみに、その治療内容もとても優れていて、観劇や暗示をとおして本人の治る自信を呼び覚まし、自助努力を喚起するものが主流であったということです。

つまり、要は、自己治癒力を喚起しようというものだったのです。もちろん病気の程度によっては、医療者の手助けが必要なこともあるかもしれません。

しかし、それはあくまでも手助けにとどまります。医者や薬は、時には非常に有効な手助けとなりますが、あくまでも手助けの範囲を超えることはありません。やはり本当の主治医は自分なのです。
医者や薬がでしゃばりすぎてしまうと、手助けがかえって仇になることもあります。

それは、かの有名なヒポクラテスも明言しています。
「私は能力と判断の限り患者に利益すると思う養生法をとり、悪くて有害と知る方法を決してとらない」

つまり医療者は患者の邪魔をするな、ということです。
「そんなばかな、医者が患者の邪魔をするなんて……」
と思う方もいるかと思いますが、実は、医者が患者の邪魔をすることは、みなさんが思うほど稀ではないのです。

現に、そういう戒めがあるということ自体、稀でないことを物語っている証だと思いますし、その戒めがいまも生きているということは、現在も少なくないということでしょう。

また、医原病という専門用語もあるくらいです。意味は字面から容易に想像がつくかと思いますが、医者がかかわったために、かえって病気になったり病気が悪化したりすることをさします。

アメリカではしばしば国や医師会が統計を発表していますが、おおよそ1年間に薬の副作用で約10万人、院内感染で約8万人、治療ミスで約5万人、不必要な手術で約1万人、薬の投薬ミスで約1万人、トータルで25万人くらいが犠牲になっているようです。

手術などしなかったほうが、薬など出さなかったほうが『結果として、彼らはもっと元気で長生きできたかもしれない。死期を早めてしまったかもしれない……などと悔やむケースも少なくありません。

もちろん医療には常にある一定の不確実性があり、おのずと限界もあります。それを加味しながらもやはり、リスクのある治療をすすめるというのは、デメリットよりもメリットが大きく期待できる場合に限るべきだと、自分にいい聞かせるようにはしています。

ですから標準治療からはずれることがあったとしても、できうる限りは、リスクのない治療法を優先してすすめていきたいと思うのです。

特にリスクをとらなくても、ほかに治る手段があるような軽微な病気の場合には、そちらを優先すべきだと考えます。

いささか理想論すぎるといわれるかもしれませんが、薬の副作用も含め、医原病に見舞われないようにするベストの方法は、可能であれば医者にかからない、薬を飲まないことです。もちろんそのためには自己治癒力を高めておかなければならないので、少しばかりは自分で努力する必要があります。

理想論だと椰楡されようと、できるだけその理想に近づける工夫をすることが得策だと思っています。そしてむしろ医者も、みなさんたちが理想に近づける手助けをすべきではないかと思っています。

人は自分に都合のいいように物事をとらえる傾向があると思いますし、人に真実を伝えることは難しいなと、つくづく感じました。

薬をやめるというのは、むしろ正確ないい方ではなかったのかもしれません。より正確にいうとすれば、自助努力によって自己治癒力が高まれば、薬が自然といらなくなるということなのです。

少しばかり知識と智慧を授かり、少しばかり生活習慣を変えていけば、それだけでも薬を飲む機会は激減するし、その結果、病気になる確率も格段に減るはずです。

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